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いじめからの脱却! サクラはアイドル?!(幼稚園に入るまで)

サクラはアイドル?!(幼稚園に入るまで)

青く透き通る空とピンク色の桜:ぱくたそ

頭の回転が速く外見も可愛いので人生上々イージーモードで絶好調。
だからこそいじめっ子注意報なサクラのエピソード。


見た目は天使

生まれ落ちた瞬間から本当に可愛らしい容姿をしていました。
すっごく可愛い。


会う人会う人に

『この子は美人になるね~』

と褒めそやされ、街を連れ歩けば周りの人が振り返り、何故か病院やレストランなどで座っていると、知らない男の子(幼児)がやってきて、手を引っ張って連れて行こうとすること数回。

ウメちゃんの幼稚園でも園児の弟君に溺愛されてかしずかれ貢がれている。

意地悪され続けたウメちゃんの時のあれはなに?というくらい世間様の対応が違いました。

しかも本人、生まれ落ちた瞬間から周りの反応がそうだったので、自分が可愛くて世間様が自分に優しいと言う事を自覚しています。

ウメちゃんが3歳で「う~め~」としか言えないお子さんだったのに、彼女、サクラは齢1歳半にして、姿見の前で「サクラで~す♪」と笑顔で手を振って何かの練習をしている演技派でした。



サクラちゃん、ハイチューのグリーンアップル味!

サクラはウメちゃんが5歳、幼稚園の年中の始めに生まれた子です。

だから当然ウメちゃんを幼稚園に送り迎えする時には有無を言わさず一緒に連れて行くことになります。

園児が出てくるまでには若干園庭で待つのですが、1年もするとサクラもヨチヨチ歩きで園をウロウロ。

同じく上の子を迎えに来た親御さんの中には同様に下の子を連れてきている人もいます。

そんな上の子を迎えに来るのにつれて来られた弟の1人、A君はもう隠しようもなく、大丈夫か?というレベルでサクラの事が好きでした。

もうサクラの姿を見つけるとダ~~~!!っと駆け寄ってきて抱きついて追いかけまわし、おやつを持っていれば貢ぐ。

ええ、分けるではなく、まさに貢ぐ。

「サクラちゃん、ハイチューのグリーンアップル味!」

と、彼が差し出すお菓子をサクラは受け取り…包みを開けさせ…ゴミを捨てに行かせるくせに、一緒には遊ばないという、もうありえない女王様っぷりを発揮します。

それでも彼は怒りもせず懲りもせず、自宅に遊びに行けば、他の子が貸してと言っても「だめ~」と一冊も貸さない大事にしている絵本を

サクラちゃん、どれみたい?全部?

と本当に全部持ってきてくれるし、あいもかわらず嬉しそうにサクラについてまわっていました。

ウメちゃんの時は周りの男の子達は随分と嫌なことばかり言ってきたのになぁ…
集団で殴られたりもしたのになぁ…
やっぱり理性がない頃の男の子は単純に顔かっ?!

などと思いつつ、サクラの代わりにお礼を言っていた気がします。


本当に…本当にモテル女でした。
あとで書きますが、幼稚園の人間関係もそんな感じでした。

顔が可愛いって人生をイージーモード全開にするようです。
世間様、特に周りの男の子がすごく優しいです。


入院先でもやっぱりアイドル

サクラは2歳の時に喘息を発症しています。
そして入院。

メインの主治医は男性の先生で、実際に診て下さるのは若い女性の先生だったんですが、病室が空かないと言う事で一時的に個室で待っていたサクラを見た女性の先生の第一声

「かっわいい~~!!!こんな可愛いお子さん初めてですっ!!
私の受け持ちのお子さんの中で断トツ一番の美少女ですっ!!!」

おおはしゃぎです。

サクラ病人でグッタリだったんですが、それを前にすごいテンションでした。


…が、それはそれだけで終わらず……

入院後、偉い先生が全部の病室、全部の子どもを回診に回るのに付いて来た時も、

「この子ですっ!!私の患者さんの中の一番の美少女っ!!
可愛いでしょっ!!!」

と、はしゃぎまくり…他人事ながら、良いのか?と思いました。


もしかして、あの先生、偉い先生のご息女とかだったんでしょうか?
中心に居る先生、偉い先生らしいし、普通ならまずくないのか?大丈夫なのか?と思いつつ静観。


その後も入院中、小児科だったので某季節イベントとかがあって、子ども達は仮装(と言っても病院が用意してくれた可愛らしい帽子を被る程度)したんですが、みんな集まってのイベントが終わり、さあ病室に帰ろうかというところで、

「待ってっ!待って下さいっ!!
サクラちゃんとツーショットの写真撮らせてもらえませんかっ?!!
サクラちゃんとツーショットォォォ~~~!!!!」

引きとめられてパチリ。

小児科の一同集まってのイベントだったので同席していたメインの主治医の男性の先生も苦笑。
なんだかその先生のサクラ厨は周りでも有名だったみたいです。

どちらにしても、すごくハイテンションな先生でした。



見た目は可愛い中身は怪獣

そんな可愛い愛らしいサクラちゃん…なだけだったら、良かったんですけどね。
サクラはやっちゃいけないことを片っ端からやらかす子でもありました。

離乳食の遊び食べ。
いくら怒ろうが宥めすかそうが、ほんっきで食事中に全力で遊びます。

なまじウメちゃんが大人しく食べる子だったので、忍耐がないママ子はそれにキレ…見かねたウメちゃんが

「ママ、サクラちゃんのこと怒りすぎよ。
良いよ。私がご飯あげるから」

と、離乳食をあげてくれました。


そう、ウメちゃんはおっとりしているけど優しい子です。

サクラが生まれても赤ちゃん返りをする事も意地悪する事も一切なく、第二のママとしてサクラを可愛がり、面倒もみてくれました。


一方でサクラはその他にも…液体洗剤を部屋中にぶちまけるなんていたずらもやってくれてます。

床に置いておく方も悪いかもしれませんけどね…。

買い物終えて袋を置いて一息…付くつもりが、トイレから戻ったら買い物袋から液体洗剤の袋出して破いてぶちまけてました。

まあそんな床の上で自分も滑って立てなくなって、ゴキブリのようにジタバタあがいてるサクラの姿があったわけなんですが…


悲鳴あげました。
もうありえない。
自分的にはもう超自然現象です。

泣きながら浴槽に放り込んでシャワーをだしたら気持ちが良いくらい泡立ちました。

そしてベタベタになった部屋の掃除…。

その他にも二段ベッドから飛び降りるは、鼻に大豆いれて取り出せなくなるは、もうサクラの小さい頃の育児は常に戦いです。


そう言えば…銀行のATMでお金を降ろしていた時も、一瞬目を放した隙に隣のとても綺麗なお姉さんの足をサクラは嬉しそうに撫でまわしてました。

や~め~て~!!!

自分が子ども嫌いだったこともあって親は顔面蒼白です。

にこぉっと嬉しそうにお姉さんをみあげるサクラ。

お姉さん、幸い理性がある方だったのか、お顔とおみ足同様、心もどこまでも優しく美しい方だったのか、そんなサクラをにこやかな笑みで見下ろしている。

平謝りする親に『大丈夫ですよ~』と、女神のごとき笑顔を向けて下さったのを今でもありがたく覚えてます。

もう緊張しすぎて、ああ…赤ん坊でもやっぱり撫でまわすなら綺麗なお姉さんの綺麗な足が良いんだね…と、呆然と思ったのは懐かしい思い出。

でもこれやったのが子どもだったから許してくれたけど、普通のオジさんとかがやってたら逮捕案件だったよねぇ…と寒々しく思ったのも懐かしい思い出。


サクラの育児は一瞬でも目を離したら終わる真剣勝負です。

本当に、今にして思えばウメちゃんがいなかったら確実にノイローゼになっていたかもしれないレベルで、サクラは思いもよらないことばかりやらかしてくれる怪獣でした。



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