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いじめからの脱却! いじめられやすい子とは?

いじめられやすい子とは?


いじめられっ子だったウメちゃんやその他のいじめられっ子を見て、いじめられやすい資質というものに関して考えてみました。


いじめられやすい子とは?

前回にいじめられやすい資質の子もいると言う話はしましたが、では実際にいじめられやすい子というのは、どういう子なのでしょうか?

理屈ではなく自分が見て来た限りでは、圧倒的に一人っ子を含め、長子が多いように思います。

当たり前ですが長子が全員がいじめられやすいわけではありませんよ?

ただ、気真面目な性格で切り替えが下手。要領が良くなく、口が達者ではない子

そういうお子さんがターゲットになっている場合が多く、また、末っ子でそういうお子さんはあまり多くはないだけです。

そういう環境にしっくりはまってしまう資質を持って生まれてきた子どもが、そういう環境で育ってしまった場合、非常にベースとしていじめられ気質が高いので、被害者になりやすい、そんな気がするだけです。

少なくともうちのウメちゃんはそんな子です。

兄弟の位置でなりやすい性格

先の記述で長子はターゲットになりやすい性格の子が多いと述べましたが、何故でしょうか?

もちろん性格というのは生まれ持った性質が一番だと思うのですが、その他、後天的な環境によって変化はします。

たとえば…長子よりも末っ子の方が圧倒的に要領が良く人懐っこい子が多いですよね?

これは末っ子は生まれ落ちた瞬間に親以外の人間が側に居て、さらにその人間は大人ではないので、ある程度は譲ってくれたとしても無条件に自分をたててはくれない。

だからいきなり子ども同士の人間関係を学ばさるをえなくなる。

末っ子はいわば子どもの人間関係の英才教育をされる人間関係エリートなのですよ。


そりゃあ子どもが近所にたくさんいてその中に放り出されていた時代ならとにかく、いまの少子化で育って幼稚園くらいでやっと子どもの集団に入る長子に太刀打ちできるはずがありません


言葉だって難しい大人の言葉じゃなく、子どもが使うような言葉をガンガンしゃべりまくる上の子がいるんです。
いやでも覚えます。


子どもに対する態度だって、同じように育てているつもりでもやっぱり違います。

例えば一人っ子を含めた長子の場合、親も初めての子育てで勝手がわからず、手の抜き加減もわからない。

親は初めての経験なので慎重になりがちですし、大切に保護する半面、こうあるべきというお手本を頼りに子育てをする事が多いので、子どもが多少それから外れた行動をすると、一生懸命戻そうとします。
結果、四角四面な(大人から見て)真面目な良い子に育ちやすいように思うのです。

更に言うなら、お手本を求めすぎるあまり、子どもにはダメという言葉を言いがちですね。

だから長子はダメなものはダメ、粘ってもそれは覆らないのだから…と、チャレンジをしようとしない諦めの良い子になりがちです。


その点、下の子に関しては親も子どもを完全に理想通りに育てるなんて無理と、ほどよく肩の力が抜けて適度に諦めますし、最後の子、家族で一番小さい子だからと、多少甘くなります。

だから下の子は諦めずに粘れば要求が通る事もあるという事を体験的に知っているので、要求を通すためにあれこれ考えるようになりますし、粘るようになります。


どちらが強い、弱いではなく、良い悪いでもない。

性質の問題で、攻撃というものに対して、上の子は動かず我慢して耐えて過ぎ去るのを待つ方向性に、下の子はとにかく有利になるように状況を見て、まずは来ないように画策、来たら少しでも直撃されないよう逃げ回る傾向が強くなるように思います。

ゆえに、人づきあいが得意ではなく周りを味方につける事も難しい、そして攻撃を避けずに我慢して耐える子の多い長子の方がいじめやすいし、いじめられやすくなるのでしょう。


実際、我が家の姉妹の性格は完全に長子型と末っ子型です。

※2人の性格や育ち方諸々はコンテンツから、それぞれウメちゃんの章、サクラの章を参照下さい

後天的な要因が入る前、赤ん坊の時から長子に多い要素をたぶんに持った子が長子、末っ子的な要素を多く持った子が末っ子だったので、2人の人生はなるべくしてなったともいえます。

さらに…これは親のミスではあるのですが、ウメちゃんはそのいじめられ気質が加速するような環境に放り込んでしまったのもあって、その後かなり長い期間のいじめられ人生を歩ませる事になりました。


…が、脱却は可能です。
死んでしまわなければ手遅れという事はありません。

次章では死なせてしまわないためにやったことを手短に述べて行こうと思います。



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