ママ子のいじめに対する基本的な考え方です
要因があってもいじめが正当化されるわけではない
よくいじめられる子にも原因があると聞きますよね。
誤解を恐れずに言うなら、それは事実です。
正確には要因があると言うのでしょうか…。
いじめられやすい子というのは確かにいて、そういう子は環境が変わってもやっぱりいじめられる事が多いです。
もうそれは歴然とした事実。
うちのウメちゃんを見てても思います。
ですが、よくそれを言う方々が勘違いしてるなと思うんですが、
いじめられる要因のある子だからと言っていじめて良いわけではないのです。
例えば…セキュリティがしっかりしている店と店員の目がしばしば行きとどかない店。
どちらが万引きしやすいかと言えば後者ですよね?
でも
『万引きしやすい要因のある店だから万引きしました』
そんな理屈が通りますか?
店員の目が行き届かないなどの万引きしやすい要素があっても、万引きしたら犯罪です。
いじめも同じです。
当たり前のことですが、いじめやすい子だからと言っていじめて良いわけではないのです。
小さな子どものしたことだからはNG!
いじめ…という言葉がすでに悪いですね。
いじめは脅迫であり暴力です。
ちなみに…我が家の上の娘ウメちゃんはいじめられっ子気質なのですが、下のサクラは放置するとおそらく完全無欠にいじめっ子に育ちそうな勢いの子でした。
頭の回転が速く、口が達者。
その上、何故か大人の受けも大変よろしいので、明らかにやらかしていても先生は怒りません。
幼稚園の頃にはお友達に青あざ作った事も、多数で1人のお嬢さんを泣かせた事もありますが、そのたび本人を叱りつけ、相手のお子様お母様に平謝りを繰り返しました。
小さな子どものしたことを大げさな?
とんでもありません。
『小さな子どものしたことだから』
よく先生や加害者の親が平気で口にしますが、
それを口にして良いのはやられた側だけです。
実際、平謝るママ子に優しい被害児童のお母様はそう言っては下さいましたが…これ、やらかした子の親のママ子が言ったら頭沸いてるんじゃない?って思いませんか?
でも、実際に多いんです。
ウメちゃんの時も先生にも加害者側にもこれ言われて、そんなことで怒るのは加害者側が不快になるからやめろと言われました。
しかしながら、小さくてもダメなことはダメと日々教えていても、たぶん小さい頃はそれでもやる子はある程度はやります。
そういう気質の子はいます。
サクラはすぐにやらなくなりましたが、サクラの幼稚園の同級生のママは最初の1年は本当にクラスの半分の家庭にはお詫びの電話をかけたと言ってました。
このお子さんの場合は別に親が開き直っているわけでもなく、叱らないわけでもないので、おそらく少しだけ理解が遅いお子さんなのでしょう。
まさに『まだ理解の出来ない子どものしたこと』なわけですが、
でももしそこで親がそんな事言ったら、当たり前ですが子どもは反省しません。
実際にいじめはよろしくないと言う事を理解できる程度の知能のある子でいじめる子の親御さんの大半が、そんな意味合いのことを言っていたように記憶しています。
いじめっ子気質に生まれるのは親のせいじゃありません。
判断力のない幼い頃にやらかすのも親のせいばかりではありません。
でも言ってわかる年になってまだいじめをやらかす子になる原因の半分以上は親の姿勢の問題だと思います。
いじめっ子を作らないために
我が家の場合…子どもがやらかした時には親はとにかく先様に平謝りながら、一方で子どもには
「イジメは加担した時点で人生終わるくらいの犯罪だからね?!
相手様が大怪我したり自殺したりとかでもしたら、一生犯罪者として生きることになるんだよ?!
実際、特定されて家族ともども生活できなくなった例とかあるんだからね?!」
を、繰り返しました。
もう、子ども相手に何言ってるの?それ虐待じゃない?と思う方も居るとは思いますが、
イジメは加担したら怖い、やったら人生おしまいだぞ!
くらいに脅してちょうど良いのだと思います。
『自分がされたら嫌な事は他の人にもやっちゃだめよ?』
だけで済めば良いんですけどね。
もちろんそれも言っては育ててはいますが、それだけで絶対に多数派に流されないで自分を貫いていけるお子さんは少ないです。
誰かを攻撃する事が楽しいお子さんでも、自分よりも強い相手にそれはやりません。
何故だと思いますか?
反撃を受けて自分の方が痛い思いをすると思うからです。
すべきことではないという良識と並行して、この自分の方が痛い思いをするという認識を持つことでしか、理性ある行動を取れない人間が多数います。
これはもう、子どもだけではなく大人もそうです。
だから人を殺したら刑務所に入るのよとか、泥棒したら捕まるよと同じレベルで、イジメに加担したら人生終わるよと幼い頃から脳髄に叩き込まれるように躾けるべきだと個人的には思っています。
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