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いじめからの脱却! 実録─いじめ加害者の親の話

実録─いじめ加害者の親の話


自分の子のものも、別の子のものの、多数の加害者側の話をきいてきました。
解決にはつながりません。むしろ人種が違うんだなと諦めるために列挙してみます。

加害者の親を見続けて

再三言ってますが、ママ子は元いじめられっこの親です。
なので自分の子にたいするいじめの加害者と加害者の親と言うものは当然存在しています。

そしてさらに追加するなら、PTA役員から各委員や部、そして学校で募集している各種ボランティアまで、プール関係以外はほぼ全制覇する勢いで学校に関わってきたので、自分の子以外のいじめや加害者も見て、加害者の親と話をしたりもしてきました。

そして巻き込まれ加害者とかではなく、ものの善悪をはっきり理解する年齢を過ぎて自発的に加害者になる子の親御さんを見て聞いて思う事。

ああ…この人達宇宙人だ。
もう人間の側の良識やルールを理解させるのは無理


ゆえに、加害者側との謝罪を求める話し合いっておススメはしないです。
何か怪我をさせられたりして損害賠償やルールを決めるとかならとにかく、改心を求めるのって猿にプログラミングを教えるのと同じくらい無理だと思います。

自分と子どもの精神衛生上よろしくないだけ。

いじめ加害者に対して社会的制裁が下るような法改正が出来ない限り、彼らは反省なんてしません。
悪いと思ってませんもん。

ということで、現実的に考えて、学校に求めるなら加害者からの謝罪よりは、この際どういう形でも良いから、被害者に対して加害者の接近を禁止するルールだと思います。

反省してない加害者から謝罪を受けても、余計に敵対心を向けられるようになるだけだと思います。

もうどうしてもなら、せめて物理と名誉棄損レベルの言葉の暴力に関しては罰則を設けるように、署名運動でもするしかないんじゃないかな…と、そんな投げやりな事を思いつつ、いくつかの事例をサクサクと紹介して行きます。

某小役人の親の場合

幼稚園時代のことです。
小心者の優等生という感じの子でした。
親ははきはきとした結構きつそうな人。
よくドラマとかでヒステリックに校長に詰め寄る、眼鏡がきらりんのPTAのおばさんを想像して頂けると良いと思います。

ちなみに、小役人というのは私が言ったわけではなく、その母親がわが子に対して言った言葉。

「一通りの事はこなすけど、大成はせず地方の小役人で終わりそうなタイプ」
というような事を言ってました。

その小役人、主犯ではないんですけど、よくうちのウメちゃんをいたぶってくれてたらしいです。

私が知ったのは卒園を1月後くらいに控えてホールで親が色々お手伝いをしていた時、男の子3人で女の子1人をぼこってました。

女が腐ったようなやつというのは、女に失礼。
便所虫が腐った奴…というのも便所虫に失礼か…。
う~ん、なんて表現したらいいのか分かりません。

とりあえずその場ではウメちゃんを即救出。

とにかくその後すぐくらいに最後の保護者会があったので、そういう事があったのを全体に伝えた上で、もう殴らずにいられないならうちの子に近づかないように言ってくれと言ったら、主犯の子の親は無言でただプルプルと泣きそうになっていました。

一番軽度で普段はやらないお子さんの親御さんは号泣して平謝ってきました。
普段、からかうような言葉を吐いた時にもその都度ちゃんと注意してくれている方です。

で、その小役人の親ですが、謝罪もなしにいきなり

「うちの子みたいな子には近づくなと?!
そう言うんですかっ?!」
と逆切れしました。

え?男の子が、よその女の子を集団で殴っておいて謝りもせずにいきなりそれ?

正直目が点でした。
頭おかしいの?この人?と。

これが初めて見た理解の範疇を超えた加害者の親。
あまりに衝撃的過ぎて未だに忘れられません。

幼い僕ちゃんの親

これはうちの子じゃないんですけどね。
被害者の方々から聞いた話。

小学校6年にもなって棒っきれで他の子殴るは、ガムテープでクラスメートグルグル巻きにするはという事が普通に起きるクラス。

そのクラスは荒れていることでPTA内でも有名で、そのクラスの対応のために臨時役員会なんかも開かれていて、もちろんクラス内でも臨時保護者会がしょっちゅう開かれている。
その問題児達の中心人物の1人の親。

母親はすごく気の弱そうな可愛い感じの人で、この人にあの悪童を抑えるのは無理だからかなぁと思っていたんですが、違いました。

父親がすごかった。

完全にやらかしているにもかかわらず

「うちの子は少し幼いところのある子だけど、悪い子ではないし、本当に酷い事はしない」
と言いきったそうです。

被害者達にしてみたら、
「いや、お宅のお子さん、実際十分酷い事してるんですけど?
という感じで…でもがんとして聞かないらしい。

「あそこの子どもはもちろんだけど、親と同じクラスになりたくない」
と、その方は言っていました。

その子どもは中学でうちのウメちゃんに散々絡んでくれた1人です。
でも親がそういうアレな人だとわかっているので話すだけ無駄だと接触は求めず、接近させないようにだけ、学校にお願いしておきました。


家族ほぼ全員加害者一家

うちは実害受けてません。
ただ幼い僕ちゃんと同じクラスでやらかしていた中心人物の1人が長男。
で、母親はPTAで一緒だった人。

その母親いわく、長女は荒れていて家庭内DVだそうで。
そして次男はうちのサクラと同じ学年でやっぱりイジメ加害者。

次女だけは会った感じではとても感じのよい礼儀正しいお嬢さんで、悪いうわさも聞かなかったので、4人兄弟で3人まで暴力の加害者な中で1人普通だとかえって可哀想だよね…と、我が家では「不幸中の幸い」ならぬ「不幸中の不幸」なお嬢さんと噂しておりました。

その加害者の母親からは直接本人の口から事の次第を聞いてました。

幼い僕ちゃんと同様、棒っきれでクラスメート殴っていたところを校長室に連行。
親も呼ばれて、子どもは校長先生、副校長先生にいきなりすごく怒られて、隣室で反省文を書かされたそうです。

それに対しての親の談

「うちの子の言い分も聞かないでいきなり怒るなんて本当に酷い!!」

もうここに謝罪させられた加害者の親の心情の全てが集約されているんじゃないでしょうか。


第三者や被害当事者からすると、

「いやいや、でも殴ってますやん?
実際に危害加えたのは事実ですやん?
そうしたらとりあえずごめんなさいじゃない?」

と思うわけなんですけど、違うんですね。



とりあえずその発言を聞いた時、周りの本当の第三者のママさんと2人で

「いやいや、とりあえず理由があるにしてもやらかしているなら、まずはそれを謝罪。
ごめんなさいを言うのが先でしょ?
理由説明はそのあとでしょ?
裁判だってそうでしょ?
情状酌量のときだってまず通常の罪状を述べられて、そこから酌量の余地があるかどうかの審議に入るでしょ?」

と修正を試みてみたわけなんですが…不満げではあるけどとりあえずは黙るという感じでした。

これ、第三者に言われてるからまだ引きさがるわけなんですが、(加害者視点では)不本意な謝罪を強いている相手である被害者側に言われたら感情的に反発する気がします。

だから被害者から加害者への謝罪の要求って、絶対に相手に反省の気持ちを生まないと思うんですよ。
いや、本当は自発的に謝罪の気持ちって持つべきなんですけどね。
相手は宇宙人ですから。


その他にも…学校でまとめて購入する学用品の申し込み期日を過ぎてしまった時に、

「遅れたけど、お願いします」
と言って業者さんは一括で受け付けるのでもう無理なので、ご家庭で個人的に購入して下さいと言われて

「遅れただけで受け付けてくれないなんて!!
ひどい!!!」

とキレて、それも同じPTAの優しいママさんにやんわりと

「業者さんも1人だけのためにまた注文にこれないのよ?
期日も十分時間が取ってあったでしょ?
大丈夫、普通に店舗で購入する事はできるから」
と宥められてましたし…。

いや、普通まず遅れた自分が悪いでしょ。
受け付けてくれたらありがとうございますで、受け付けてくれないのが当り前じゃない?とまあ思うわけなんですが…。

自分が悪いというのがまずないんですよね…。

自分がやりたいようにやらせてくれない相手が全て悪い。
やりたいようにさせてもらえない自分達は社会から虐められている被害者。

こんな感覚で生きてる人に、暴力をふるったあなたの子どもが悪いと言っても、下手するとふるわせた被害児童が悪いと思われかねません。
なのになんでうちが一方的に謝らなきゃいけないの?くらい思ってそうだと思います。




まあ…他にもあげたらきりがありませんが、ある程度の判断力がついてもやらかしている子の親はみんなそんな感じでした。

これとまっとうな話をしようとするのは本当に無理。
法律で取り締まって欲しいです。
でないと口だけで謝罪しても絶対に反省どころか逆恨みしてそうです。


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